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ジンに初めて挑戦する人へのおすすめ
初心者へのジンの基準値とされる王道の5銘柄
1, ビーフィーター
味わい:🍋シトラス
原産国:🇬🇧イギリス
ブランド名の由来:
ロンドン塔にある英王室の宝を守るため1485年に結成された近衛兵の集団ヨーマン・ウォーターズの愛称。
彼らは国王主催のパーティーで残った、当時希少な牛肉を持ち帰ることを許されたことから「BEEF(牛肉)+EATER(食べる人)」でビーフィーターと呼ばれるようになった。ラベルにも彼らが描かれている。

2, ボンベイ・サファイア
味わい:🍋シトラス
原産国:🇬🇧イギリス
ブランド名の由来:
イギリスがインドを統治していた時代、ムンバイ(現在の名称)は「ボンベイ」と呼ばれていた。
このジンはイギリスとインドの歴史的関係を象徴するブランドとして命名され、「サファイア」の部分は、このジンの特徴的なボトルの青い色に由来している。
サファイアは青色の宝石で、ボンベイ・サファイアのボトルは深い青色をしており、その色合いからサファイアという名前が付けられた。
この青いボトルはブランドのアイコンとなっており、スターオブボンベイというダイヤモンドに似せたデザインが施されている。

3, ギルビー ジン
味わい:🍋シトラス
原産国:🇬🇧イギリス
ブランド名の由来:
ギルビー ジンは1857年にイギリスのロンドンでウォルター・ギルビー(Walter Gilbey)と彼の兄弟アルフレッド・ギルビー(Alfred Gilbey)によって設立されたW&A Gilbey社によって作られた。
ギルビー兄弟は当初、南アフリカからのワイン輸入で成功を収め、その後事業を拡大してジンの製造を開始。
ギルビー ジンはその後、国際的なブランドとなり、世界中で販売。現在はビーム・サントリー社(Beam Suntory)の傘下にある。
伝統的なロンドン・ドライ・ジンのスタイルを持ち、クリアでドライな味わいが特徴で、手頃な価格でカクテルベースとして多くのバーで使用されている。

4, ゴードン ロンドン ドライジン
味わい:🫚スパイシー
原産国:🇬🇧イギリス
ブランド名の由来:
創業者であるアレキサンダー・ゴードン(Alexander Gordon)に由来。
ブランドのシンボルである「イノシシの頭」のロゴは、ゴードン家の家紋に由来しており、品質と伝統の象徴として現在も使用されている。

5, タンカレー ロンドン ドライジン
味わい:🫚スパイシー
原産国:🇬🇧イギリス
ブランド名の由来:
創業者である「チャールズ・タンカレー(Charles Tanqueray)」の姓に由来している。
チャールズ・タンカレーは1830年にロンドンのブルームズベリー地区に蒸留所を設立し、独自のジンのレシピを開発。
タンカレー家は元々は聖職者の家系でしたが、チャールズは家業ではなくジン製造の道を進んだ。

ジンについて学ぶ
ジンの語源
ジンの原型になる飲み物が、オランダ語でジュニパーのことを指す、イエネーフェル(Jenever)と呼ばれました。
その後、ジェネヴァ(Geneva)と呼ばれだし、次第に短縮されジン(Gin)と呼ばれるようになりました。
ジンの定義
ジンとは蒸留されてできたニュートラルスピリッツ(中性アルコール)にボタニカル(植物成分)を抽出した蒸留酒(スピリッツ)です。
ボタニカルにはジュニパーベリーは必須となります。
ジュニパーベリーをEUでは35%以上、アメリカでは40%以上をボタニカルとして、使用したものをジンとして定義しています。
覚えておきたいジン用語
ニュートラルスピリッツ
ニュートラルスピリッツとは、材料を糖化、発酵、醸造してできたアルコールです。
材料は主に、ジャガイモ、小麦、トウモロコシなどの穀物を使用します。
ボタニカル
ボタニカルとは、主に植物を使用して、香りや味わいを付ける大事な役目を果たします。
ボタニカルの種類に指定はなく、日本では抹茶や山椒、柚子、桜の花、その土地で収穫できたものなどを使用します。
蒸留酒
蒸留酒とは、発酵により造られた酒を蒸留したもので、スピリッツとも呼ばれます。発祥としては10~11世紀に中国、ペルシャで誕生とされています。
その後15世紀にヨーロッパの各地で蒸留酒製造が盛んになり、現在ではウォッカ、ラム、テキーラ、ブランデーなどの蒸留酒が存在します。
ジンの歴史
16世紀:ジンの誕生
オランダで「ヘネヴァー」(Genever)として誕生しました。医師フランシスクス・シルヴィウスによる薬用アルコール飲料として開発され、ジュニパーベリー(杜松子)を主成分とし、利尿剤や腎臓疾患の治療薬として医療目的で使用されていました。
17世紀:イギリスへの伝播
「八十年戦争」中にイギリス兵士がヘネヴァーに出会い、「オランダ勇気」(Dutch Courage)という言葉が誕生しました。これは戦闘前にヘネヴァーを飲むことで勇気が湧くという意味です。
1688年にウィリアム3世(オランダ出身)の即位後、イギリスでジン生産を奨励する政策が実施されました。彼はフランスとの関係悪化に伴い、フランス産ブランデーやコニャックへの高関税をかけることで国内生産を促進しました。
18世紀:「ジン・クレイズ」と規制
1730年代から1750年代にかけて「ジン・クレイズ」と呼ばれる社会現象が発生し、特にロンドンの貧困層による安価なジンの過剰消費が社会問題となりました。この時期のジン消費の惨状はウィリアム・ホガースの有名な版画「ジン横丁」(Gin Lane)に描かれています。
1751年には「ジン法」が制定され、ジンの製造と販売に対する規制が強化されました。これにより、無秩序なジン消費は減少していきました。
19世紀:近代ジンの発展
蒸留技術の進歩により、より高品質な「ロンドン・ドライ・ジン」が誕生しました。この時期にジン・カクテル文化も発展し、特に英国植民地のインドでは、マラリア予防のためのキニーネを含む「トニックウォーター」とジンを混ぜた「ジン・アンド・トニック」が愛飲されるようになりました。
20世紀前半:禁酒法時代
アメリカ禁酒法時代には、自家製の「バスタブ・ジン」が密造され、1920年代のカクテル文化に重要な役割を果たしました。
21世紀:現代のジン・ルネサンス
2000年代に入ると、クラフトジンの台頭が見られ、様々な植物成分(ボタニカル)を使用した個性的なジンが世界中で製造されるようになりました。
特に2010年代からは「ジン・ルネサンス」と呼ばれる現象が起き、高品質なプレミアムジンやフレーバージンの人気が高まっています。現在、ジンはウォッカと並ぶ重要な蒸留酒として、世界中のバーやレストランで提供され、多様なカクテルのベースとして使用されています。
ジンの記念日?
ジンの記念日として、毎年6月の第2土曜日は世界中でジンを楽しむ「ジンの日」、10月19日は「ジントニックの日」として世界各地で制定させています。
記念日には様々なイベントが開催されることも多いので、ぜひ参加してみてください。
Gintony
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迷った際は気に入ったパッケージから選び、購入することをおすすめします。
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